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鉛筆やペンなどの描き方、腕や手首の動かし方 < デッサン初心者向け 、絵画全般>


 

今回は初心者向けの鉛筆などの使い方で、特に腕などの動かし方についての説明です。

ちなみにデッサンだけでなく絵画全般やイラストなどにも共通する内容になります。

教室の生徒さんにはよく説明する内容ですが、情報としてあまり載ってなさそうなのでブログにします。

 

先に結論をいいますと、

 

①描くときの位置や角度は画面中心ではなく、「自分の腕や手首の動かしやすさ」が基準。

基本的に線は画面を寝かせて描くほうが描きやすい。

 

 

こんな内容になります。

以下、図を使いながら理由を説明していきます。

 

 

 


①描くときの位置や角度は画面が基準ではなく、「自分の腕や手首の動かしやすさ」が基準。


説明の前提として、右利きの人がイーゼルを使って、画面を立て掛けて描いている場合の話をします。

 

(※ちなみに、イーゼルとは画面を立て掛けて描く道具です

 

・デッサンや絵画用イーゼル

 

 

・卓上用のイーゼルもあります

 

 


右利きの場合、腕や手首は上の画像のような角度が動かしやすいと思います。

初心者の場合、画面を固定して無理やり腕を動かして描いてしまうことが多いです。

そうなるとやはり思い通りの線が描けません。

 

上手い人は画面を積極的に回転させたり、寝かせて描いたりします。

腕が動かしやすい角度に画面を調整して、描きやすいように工夫します。

デジタルの場合でも、ツールで画面を回転させて描くことが出来ます。

このように、自分で描きやすい体制を維持して描くことが大切なポイントになります。

 

 


基本的に線は画面を寝かせて描くほうが描きやすい


 

基本的に線を描く場合は画面を寝かせて(水平に近づけて)描いた方がやりやすいと思います。

理由としては、画面を寝かせた方が安定して鉛筆や筆などに無駄に力が入らないからです。

 

上の画像は画面を立て掛けている状態で描く場合の図です。

この場合、鉛筆等の先端部を安定させるために画面に対して「押さえつける力」が入ります。

こうなると余分な力が入るわけです。

特にデッサンでは、この押す力が入りすぎると筆圧が上がり、紙を痛めやすいです。

また、長い直線などを描く場合には腕を浮かせながら安定させるのは難しいです。

 

 

ただし、モチーフをしっかり観察して形をとる場合は画面を立てて描く必要があります。

詳しくは、<コチラのブログ>で説明をしています。

また、手や腕を画面に触れないで固定するための道具で「腕鎮(ワンチン)」があります。

詳しくは、<コチラのブログ>で紹介しています。

 

 

上の図は画面を寝かせた状態で描く場合です。

画面を寝かせると、重力や鉛筆自体の重さで自然に先端が支えられ安定します。

腕も浮かさないでいい場合が多いので、さらに安定します。

このように、画面を寝かせて描くことは、モチーフの形を正確に描きたい場合には不向きですが、長い線や細かい線などをより安定して描くことができます。

ちなみに、長い真っ直ぐな線を描きたい場合は手首を軸にすると線が曲がってしまうので、手首は固定して肘を動かすと安定しやすいです。