油絵用や水彩絵具用筆を

常に新品のように使うためのお手入れ方法

 

 

 

お手入れ方法やオススメの道具を紹介しています。

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<道具>


・石鹸(「カウブランド 牛乳石鹸 青箱」泡立ちが凄く良いです)

・ウォッシングオイル(専門のものであれば、どのメーカーでもOK)
・筆洗器(ウォッシングオイルを入れる容器。完全密閉型がおすすめ)
・水性クリーナー(専門のものであれば、どのメーカーでもOK)
・洗い流さないリンス

 (「パンテーン 洗い流さないトリートメント ディープリペアエッセンス」 )
・ヘアブラシ(なるべく隙間が細いもの。100 均のものでOK)

・キッチンペーパーやボロ布


<使ってはダメなもの>

食器用洗剤( 汚れは落ちるが筆が痛む)

 

 


<手順>


①キッチンペーパーやボロ布などで筆についている絵具を拭き取る。

   捨てる画溶液(サラサラしたもの)があれば筆につけると汚れが落ちやすい。
②ウォッシングオイルで筆を洗い、拭き取る。
③水性クリーナーで筆を洗う。
④石鹸で「油のヌメリが落ちるまで」洗う。

   目安は1回洗ってからすすぎ、もう一度しっかり洗う。

 もし筆に絵具の色が残っている場合は出来るだけなくなるまで洗う。

 ※緑色のビリジャンなどは洗っても
⑤水で石鹸を完全に洗い流し、タオルなどで筆を拭く。
⑦洗い流さないリンスを筆に塗る。
⑧ブラシで筆先を整え、乾燥させる。(筆のくせ毛を予防できます)
⑨次に使用するときはリンスが残っているので一度テレピンに筆を軽くつけ、布などでリンスを拭き取ってから使用する。

※アクリル絵具やポスターカラーを使った筆は③~⑧のみをする。

 水彩絵具の場合は③をしてもいいですが④~⑧だけでもキレイになります。

 

 

<ポイントなど>

・筆は「毛」なので「頭を洗うイメージ」で考えると手入れが重要さが分かる。
・洗った後に毛先に絵具の色がまだ残っている場合、少し洗いたりていない。
・手についた油絵具が落ちない場合「工業用ハンドクリーナー」をつかうと簡単に落ちる。
・水彩用の筆も痛みが気になる場合、手順④~⑧をすると新品のように常に使え、長くもつ。
 また、使用する前に軽く水ですすいでから使用する。

・筆がガチガチに固まってしまった場合は水性クリーナーに1日浸けてから洗う。
 但し、あまり浸けすぎると筆のコシが無くなったり、毛に癖がつく場合がある。

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「アトリエもりのさと」筆のお手入れ.pdf
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