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意外に難しいモチーフ<絵全般の色と明暗>

 

今回はモチーフの色と光の話をします。

上の写真の3つのモチーフ(左から、面取りしたリンゴ像<リンゴの形を平面を残しながら荒く作ったもの>、面取りをして色を塗ったリンゴ像リンゴのレプリカ)があります。

この3つの中で描こうとすると色と明暗の関係から難しいものがあります。

 

どれかわかりますか?ちなみに複数かもしれません。

 

 

正解は中央と右側のモチーフです

「色と明暗の関係から難しい」という話をしましたがこれを具体的に話します。

 

< A >

< B >


上の<A>と<B>を見てみましょう。

<A>はカラー写真で<B>はモノクロです。

両方の写真の左のモチーフと、中央と右の写真を比較すると後者があまり立体的に見えないと思います。

特に反射をしないマットな質感の中央のモチーフだとわかりやすいと思います。

 

この原因は「陰影が本来の立体的に見えるものとは違う関係になり、グラデーションの幅が少なくなりることで平面的に見えてしまう」ことです。

(特殊な光源以外で)物に光が当たる基本として「水平(に近い)な場合は明るく、垂直(に近い)場合は暗く」なります。

陰影を描く基礎中の基礎になるので忘れないようにしましょう。

これは、光源が前提として上方向(斜め上なども含む)にあり、そこからの光がモチーフに当たるとき水平面に近ければ近いほどより光が当たるからです。

 

<光は基本的に上方向から当たるので水平面が明るくなる>


< C(Bと同じ写真)>

< D >


 

今度は<C><D>を見てみましょう。

<D><C>の写真を少し加工しています。

<D>の中央と右側のモチーフは左の白いモチーフの陰影に近づけるためにペイントツールのスプレーで大雑把に加筆しています。

水平面に近い部分は少し明るく、垂直に近い部分や床との接地付近を少し暗くしてみました。

<C><D>ど比べると<D>の方が少し立体的になったと思います。

 

このようなことで、本来の立体的に見える明暗がモチーフの色との関係でそれとは逆の関係になっている場合があります。

そのまま描いてみても立体的に見えない場合はモチーフを白いものに置き換えて考え、どのような明暗になるか想像して調整した方が良い場合があります。

ただ、これは難しいので初心者の方が描く場合はこのようなモチーフをそもそも選ばないことをオススメします。

 

モチーフ選びや色と明暗に関連した過去のブログ↓こちらもよろしければご覧ください。

「初心者にオススメなデッサンのモチーフの『色と質感』

「絵を描くときに白黒(無彩色)とカラー(有彩色)ではカラーの方が圧倒的に難しい理由」

「<絵画全般>見たままを描いても見たままのようにならない理由」