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100均の残念な絵筆と「絵筆のコシ」、絵筆の寿命(替え時)など

以前にオススメの絵筆を紹介しましたが今回は逆にオススメしない絵筆の話などを書きます。
まずオススメしないのはダイソーのこの筆です。
毛の種類は馬毛です。
個人的には馬毛で柔らかい毛の安いものは全般的にオススメしません。

 

ちなみに馬毛には硬い毛質の物もあります。
さて、理由ですが一言でいうと「コシがない」ということになります。
では私がいう「コシがない」とは具体的にどういう意味か説明します。

< コシがある筆 >

< コシが無い筆 >


上の画像がその説明です。
まず、コシがある方の毛は毛自体がしなります。
「しなり」があるとクッションのようになり繊細なコントロールが出来ます。
それに対してコシがない筆の毛は筆の付け根から折れ、クッション性が無く根本が軸になるので繊細なコントロールが出来ません。
ホウキや棒などの端を片手で持って地面にズルズルと引きずっているような感じをイメージしてもらうといいと思います。
ちなみ筆圧はどちらも同じことが前提です。
「コシがある(しなりがある)」筆もそのうちにコシがなくなります。
一度コシがなくなるとどんなに手入れをしても基本的に元の描き味にならならいのでその時が絵筆の寿命(変え時)です。
また、大体その前には毛が抜けやすくなり毛の量が減ったり、新品のものと比べて毛の長さが短くなっている場合が多いので
一つの目安になります。
長く使うためには手入れが大切です。
そんなときはこちらの筆の手入れについてを参考にして頂ければと思います。