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100均で絵画入門にそろえるオススメの筆 <水彩・アクリル用筆、選ぶポイントなど>

<左はダイソー、中央と右はセリアのナイロン筆です>

 

 

教室のHPの観覧数を見ると「100均関連の筆の話」が多く見られているので改めてまとめます。

結論は上の画像の通りなので、読むのが面倒な方はそのままダイソーとセリアにいってみましょう。

 

「最初にしては筆の本数が多いんじゃないか?」と思われる方もいると思いますがこのくらいの本数は欲しいです。

あと、3つ買っても300円(+税)なのでオススメです。

以下に詳しい理由(インプレと安い筆の選び方など)を書きたいと思います。

 

教室がある場所付近(厚木市)は画材を気軽に購入するのが難しい地域です(ネットで買うという方法はありますが)

また、初めから本格的に絵を始めたいという方だけではないのでそんな方用のオススメの筆です。

 

 

 


< 講師が仕事で使っている筆の一部です>

 

 

<簡単なインプレ>

 

・画像の中央と右のセリアの筆

メリット:100円の筆ならば文句なしに良い商品だと思います。

デメリット:セリア自体の店舗が少なく、筆の種類も少ない。

商品名:ナイロン画筆4号丸型(細部を描く用の筆)、ナイロン画筆12号平型(広い面を描く用)

講師が購入した場所:Seria(セリア) ビバモール厚木南インター店(たぶんセリアの絵筆シリーズが全種類あると思います)

 

 

・画像の左ダイソーの筆

メリット:大体どのダイソーでも売っていて手軽。本数が多い。

デメリット:専門メーカーと比べると明らかに毛質が硬く若干使いづらい。(100円で4本なので文句を言うレベルではないですが)

商品名ナイロン平筆4本組(0,4,8,12号)

講師が購入した場所:ザ・ダイソー アツギトレリス店

 

 

・このブログの続きとしてダイソーの「まんが筆」に関して投稿しました(2020/10/6)

ダイソーの絵筆としては今の所ベストな品筆です。

ブログはこちら 「100均で絵画入門にそろえるオススメの筆 ②<水彩・アクリル用筆など>」

 

・このブログの続きとしてダイソーの「面相筆」に関して投稿しました(2021/4/3)

ダイソーの面相絵でこちらの品筆が良いです。

 

ブログはこちら  「100均で絵画入門にそろえるオススメの筆 ③<水彩、アクリル、油絵用の面相筆>」

 


<オススメに平筆が多い理由>

オススメの筆は筆先が四角い筆(平筆)が多いです。

何故かいいますと、平筆は丸筆(一般的にイメージする筆先)のような使い方が出来るからです。

 

平筆の毛先を縦にすれば丸筆のような表現が出来ますが、逆は出来ません。

 

 

ナイロンの筆

<左:丸筆、右:平筆

 

 

 



<100均の絵筆でオススメ、オススメしない毛の素材などについて>

 

講師の結論をいいますとオススメはナイロン一択です。

もし素材が分からなければ黄色い毛の筆と覚えてください。

ナイロンであれば丈夫で毛質もしっかりしています。

ただ、安いものは一般的なナイロンの絵筆と比べて毛が硬い(質が良くないものはバネのような印象)です。

あまり硬いと下に塗った絵具が剥がれてしまったり、強弱のコントロールが難しいです。

 

逆に100均でオススメしないのは「天然毛」などの表示も見たことがありますが「動物の毛(馬や豚)」です。

馬は黒くて柔らかい毛、豚は白くて硬い毛と覚えて下さい。

理由として安い馬毛の筆は柔らかい反面コシがなく(すでに使い込んでへたっている様な感じ)で毛が抜けやすいです。

豚毛にはそもそもの毛が少なくこちらもすでに使い古して交換する時期のようなものでした(毛質としては悪くないと思います)

ちなみにどちらもダイソーの商品のインプレです。

ダイソーの問題点としては筆の本数を多い代わりに品質が犠牲になっています。

逆に言えば1本だけにすればセリアに負けない品質にできると思うので是非作ってほしいです。

あと、ハケについてはまだ結論が出ていないのでそのうち100均でオススメできるハケについてもそのうち取り上げたいと思います。

 

ブログリンク <100均ではないけど安めでオススメのハケのブログ記事のリンク>

 

また、ある程度良い筆を選ばないと上手くコントロールできません。

特に初心者の場合はまだ技術がないので影響がでますし、思い通りに描けなくてすぐに飽きてしまうかもしれません。

高級な筆を買う必要はないのですが、技術を身につけたい方や楽しく描くなど目的に関わらず最低限の品質のものを買いましょう。

さらに買った後のお手入れがとても重要です。

適当に水洗いをするだけだと毛がすぐに傷み、毛先が分かれたりゴワゴワします。

例えば、毛先が3本ぐらいに分かれた筆で細い一本の線を引くのは講師でも無理があります。

 

「筆のお手入れ」については以前にこちらのページでまとめました。

 

 

ブログリンク→ <油絵用や水彩絵具用筆を常に新品のように使うためのお手入れ方法>

 

しっかり洗ったあとに「洗い流さないリンス」をつけるのを忘れずにしましょう。

面倒ではありますが、新品のような状態がずっと続きます。

また、水のようなものでタイプでなくジェルのような粘度のものをオススメします。