絵具についてのブログですが、初心者の方がはりきって最初から絵具の種類をいっぱい買おうとする方もいると思います。
しかし、タイトル通り初心者は絵具の種類は少ない方がいいと講師は考えます。
理由は簡単で、絵具を混ぜる使うことを覚えるのが遅くなることと、色が単調でどぎつくなりやすかったりなど絵具を扱いきれないからです。
まず、初心者の場合、何色を混ぜると何色になるかを理解することが重要で、それを理解しないと自分の求める色を作れません。
そのようなことで、最初は基本である3原色(赤・青・黄 この3色は混ぜて作れない色)と白ぐらいに絞って描いてみると勉強になります。
理屈的には、上記の3原色で白以外の色は作れます(実際には色味の違いなどがあるので自分の理想の色が必ず作れる訳ではないです)。
少ない絵具を使用していて、「この色がどうしても作れない」などのときに新しい絵具を購入することをお勧めします。
そして、繰り返しますが「この色がどうしてもつくれない」ということは、自分である程度絵具を使わないとわかりません。
また、例えば、小学生ぐらいまでの絵を想像してみると、色がどぎつく微妙な色彩の表現はあまりないと思います(児童画の場合はそれも魅力なのですが)。
これは、絵具を混ぜないで使うことが大きな原因で、チューブから出した絵具は一番発色がいい状態です。
その反面、深みがないので単調な色合いになりやすいです。
自然な色というのは、イメージよりも案外渋めなことが多いです。
画像編集ソフトがあれば、色を抽出してみると、案外派手な色でも落ちつていることが分かります。
水彩やアクリルなどは下記の12色程度のものから始めるのをお勧めします。
セットのものは自分が使わなくなってくる絵具などもあるので、必要な絵具を徐々に買い足していきましょう。
油絵具については【こちらのブログ】で詳しく紹介しています。
このようなことで、経済的に余裕があっても、最初から絵具の種類を多く買うことはお勧めしません。
参考になれば幸いです。