< 90代女性の作品です。若干写真がブレてしまいました >
久しぶりの授業風景ブログです。
上の作品はアクリル画の生徒さんで、今までは水彩画を教室で数年描いていました。
きっかけは忘れたのですが、一度アクリル画を試してみてはどうか?という提案してみたところ、
こちらの生徒さんと相性がすごく良く、魅力的な作品を描いています。
下の2枚の作品を含めセザンヌの絵を参考に描いています。
水彩画は、一見簡単そうに見えますが、ちゃんと使おうとするとかなり計算が必要です。
こちらの生徒さんもそこに苦労していたのですが、その基礎がアクリル画に非常に生きていいます。
上の3枚の写真は、ドローイングを描いている生徒さんです。
ドローイングの定義は結構曖昧なので説明が難しいのですが、私が使う場合は、
紙などに自由な表現で比較的短時間で描いた作品という意味合いで使用しています。
もっと分かりやすくすると、スケッチに近いけど対象を写す(メモする)ということよりももっと自由な表現という感じになります。
そのようなことで、こちらの生徒さんもモチーフの形に必ずしもこだわらず、自由な表現をしています。
教室でデッサンを長くやっていた影響か、最初は何をどう描くか迷うドローイングも自然に描けています。
ちなみに、2枚めの写真の中央付近に描かれているのはキッチンペーパーです。
本来の色は白ですが、生徒さんの視点でキッチンペーパーのデコボコした模様が目立つようにカラフルに描いてあります。
上の2枚の作品はアクリル画で今まで数年水彩を教室でしていました。
最近の表現が水彩よりもアクリルの方が合っている印象があったので、アクリルを始めてみました。
元々昔、油絵を描いてた生徒さんで、水性の絵具であればアクリルが一番近い表現が出来ます。
今はアクリルの特性をいろいろ試しながら進めています。
こちらは中学生の生徒さんで高校受験用のデッサンをしています。
描く時間を徐々に短くして、進めています。
受験用の短時間デッサンのポイントは、長い時間でしっかり描けないと、短時間で描き切ることは出来ないということです。
デッサンは6,7割りぐらいの完成度であれば大体出来ます。
仕上げる、完成したように見せるというのが非常に難しいので、まずは時間をかけて実際に完成させることが前提で、
それを短時間で描くために合理的な方法を計画、実践することが大切です。
また、中、高校生の場合は明らかに描いた経験値が少ないので、可能な限り時間を使うことも重要です。
こちらの生徒さんは、授業とは別に貸出したモチーフを毎週自宅で描いてきて、その成果も出ています。
こちらは、少し前に入会した、ご夫婦の生徒さんで、定年後の趣味として油絵を描いています。
上の写真左(完成)と中央(制作中)は旦那さんの作品で、右は奥さん(制作中)です。
旦那さんの方は主にペインティングナイフを使って、ゴッホのように絵具を盛り上げて絵がているのに対し、
奥さんは筆でやわらかい感じで描いるという、お互いの違いがとても魅力的です。
こちらは人物クロッキーの生徒さんです。
絵画系の人物クロッキーは個性(体質)を尊重したものなのですが、使う画材も重要です。
こちらの生徒さんは、薄墨の筆ペンが合っていたようで、上の作品はその中でも、ゆっくりしたスピードで描いた作品です。
また、中学3年生の生徒さんで、日々輝学園高校に受かったのですが、
教室でも面接の練習をしました。
高校に入ってからの目標が明確でとても良かったです。
こちらは、油絵の生徒さんで自分で選んだ静物を描いています。
あとは、細かい仕上げをして完成なので楽しみにしています。