今回は教室で使っている折りたたみ机の紹介で講師の手作りです。
折りたたみが出来る緑色の机で、さらに机の脚がスマートな商品を探していたのですが、無かったので自分で作ることにしました。
部品として市販のソーホース(ノコギリなどの作業で木材を置く台)を使用しています。
また、金属を切るので少し難易度が高めです。
材料
・天板(ドルフィンコート)540×1000mm
ドルフィンコートは本来コンクリート流し込む枠に使用される板です。
ツルツルの表面はウレタン塗装という非常に強い塗装をしているので汚れに強く見た目の良いので使用しています。
オレンジ色の「パネコート」という商品もありますが、こちらの方がより耐水性の機能が強いようです。
厚みは12mmです。
木材カットサービスをしているホームセンターでカットしてもらいましょう。
・1×4材 420mm×3本
天板とソーホースの間の木材です。
これで補強をしています。
また、天板が12mmと薄いので天板の反り防止の意味合いもあります。
木材カットサービスをしているホームセンターでカットしてもらいましょう。
ちなみに、この机は見た目重視&出来る限り安く作ろうとしているので、強度が一般的な机より弱めになります。
強度を上げる場合は18mm以上の板材を天板の裏に貼ることや、一番強いのはソーホースを縦に固定しないで2本使って横方向に固定すると良いと思います。
ただ、ソーホースの台の長さは1mぐらいあるのでかなり長いです。
・ソーホース
金属の折り畳める部分がソーホースです。
折りたたみ構造や細い脚を自分で作るのは難しすぎるのでこれを脚として使っています。
見た目以上に重いです。
注意点として、机として使う場合脚が長いので、この金属の脚を切って調整する必要があります。
・ワッシャービス
天板が12mmと薄いので、皿の部分が広いビスを使っています。
ビスは木材の厚みを計算して、適切な長さのものを揃えましょう。
・多用途接着剤
強度に少し不安があったので板材やソーホースの接地面に塗って補強しています。
必要な道具
・電動ドライバー、ドリルの刃
ビス止めやソーホースに穴をあける用。
ドリルの刃はビスにあったサイズを購入しましょう。
100均の刃でも十分使えます。
・スパナ、レンチ
ソーホースの脚の部分を分解する用。
・金属用ノコギリ、金属ヤスリ
ソーホースの脚を切る、削る用。
●しっかり仕上げたい人向け
・紙やすり
カットした木の角を滑らかにする用。
・ワックス
天板に使っている板や1×4材が反らないように&表面保護用。
作り方
①木材の角を紙やすりで削る。
・面倒な場合は省略してもいいのですが、切断面のトゲなど注意が必要です。
②ソーホース
・ここで使用しているソーホースの台の部分には、滑り止めのスポンジが貼ってあるので、まず剥がす。
・1×4材をビス止めするための穴をあける。
1本に4箇所程度(※1)。
・ここで使用しているソーホースは机としては高さがあるのでカットして切断面のバリをヤスリで削る。
脚を分解してカットする場合は、組立時に六角ボルトを締めすぎると脚の角パイプが凹むので注意する。
長さの目安としてはソーホースを組み立てて、床から上の台までが650mm程度になるようする。
切り口に多少誤差があっても先端のゴムパーツ(※2)である程度対応出来ると思います。
1×4材と天板を取り付けると、机の高さは750mmぐらいになります。
■天板、1×4材とソーホース
・ソーホースにあけたビス穴と、1×4材が合うように位置合わせをして、印をつける。
・天板と1×4材に接着剤を塗って固定して、ビス止めをする。
・固定した天板とソーホースの接地面にも接着剤を塗り固定、ビス止めをする。
・ワックスで仕上げなければ、これで完成です。
■ワックス
・ワックスがある場合は木の表面に塗って完成。

今回は教室オリジナルの折りたたみ机の作り方を紹介しました。
ドルフィンコートやパネコートは天板としては厚みが薄いものですが、
表面のウレタン塗装はとにかく汚れに強いので作業台や簡易的な机にオススメです。
最初のほうにもかきましたが、注意点として、見た目重視の机なので机の上に乗ることや、
座る、寄り掛かるなどはしないようにして下さい。