<今回の最初は20代女性の生徒さんの作品です>
忙しいことはなぜが重なるもので9,10月は教室の新スペースのリフォームをしている中、体験授業の申し込みや新しく入会される方が多くいました。
そんなことで一部撮影をしていない生徒さんもいますが最近の授業風景を紹介したいと思います。
まず、上の写真の生徒さんは鳥の置物のデッサンが完成しました。
かなり複雑なモチーフですがインコを飼っていたこともありしっかり描けています。
顔の向きがやや前向きでこの距離感を描くのは難しいのですが、クチバシがちゃんと手前に出ているように見えるよく描けていると思います。
ちなみに、この置物はもともと色が塗ってありましたがデッサン用にグレー塗り直しています。
こうすることで陰影が見やすくなります。
こちらはここ1ヶ月ぐらい「形を描く練習」をしているデッサンの生徒さんの作品です。
形や物と物の重なりなどを勉強するために透明なモチーフの一部を赤いラインで塗ってより輪郭的な見方がしやすいようにしています。
繰り返しているので徐々に形が正確に描けるようになり、物の重なり方も「どうすればより自然で立体的に見えるか」が分かってきています。
こちらは新しく入会した20代の生徒さんのデッサンです。
お仕事で漫画さんのアシスタントをフリーでしている方なので私もお仕事の話がとても勉強になります。
図形の描き方や空間表現を学びたいということでまずは箱のデッサンを描きました。
メモのなどを取りながらとても真面目に描いていて完成した作品もしっかり描けています。
こちらはアクリル絵具で描いている生徒さんです。
自分で積極的に画材を揃えて試しながら進めているのでアクリルになれてきた印象があります。
まだアクリルは使い始めなのでいつ完成とするかなかなか難しいのですがあと2,3回の授業で完成予定です。
こちらは体験授業の生徒さんで油絵を描きました。
油絵は始めてということで画材についていろいろ説明をしながら進めました。
短い時間で球を描いたのですがちゃんと完成できたので良かったです。
少し渋めで重厚感のある色彩が印象的でした。
他にも体験授業の方はいたのですが毎回忙しくて撮影は忘れてしまいます(笑)
こちらも新しく入会した生徒さんで中学3年生の生徒さんです。
高校受験受験対策でデッサンを学びたいということで、箱のデッサンからスタートしました。
デッサンはほとんど描いたことがないようなのですが形を取るときに描いた線が細くきれいな印象でした。
出来としても良いと思います。
こちらの生徒さんはアクリルの方で描き途中だった風景画が完成しました。
今までは1回の授業で1枚描いていたのですがこの絵は数回をかけて描いています。
時間をかけた分今まで出来なかった細かい部分を描くことができたのでとても良いと思います。
こちらは最近水彩で描いている生徒さんです。
生徒さんが持ってきたデジタルのイラスト(カラーと線画)を参考にしながら水彩、色鉛筆、コピック(カラーマーカー)を使って色を塗っています。
横にある髪の描き方や服のシワなども自分で研究していてとても良いと思います。
「イラストに色を塗るだけで絵の勉強になるのか?」と思う方もいると思いますが目的をしっかり決めれば勉強になります。
今回については水彩絵具の性質を学ぶ(色の作り方、どのような順序で塗ると立体的に見えるかなど)を主なテーマとしています。
また、水彩で細部を描くのは難しいので色鉛筆も併用しながら仕上げることしています。
講師は写真のようなイラストが描ける訳でありませんが、だからこそ「絵画」の視点からみたイラスト表現についての指導が出来ます。