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立方体の形が上手く描けない人向けのモチーフ(デッサン、絵画全般)


<セリアで売っているケースに少し手を加えました>

 

教室の体験授業でデッサンを希望した方は基本的に紙箱のデッサンしています。

簡単そうですが描いてみると形をとるのに皆さん結構苦労します。

ちなみに、陰影に関しては案外どうにかなる印象です。

 

そんなことで上の写真のモチーフを作ってみました。

セリア(100均)で売っている9cmぐらいの透明な立方体ケースです。

その立方体の辺を赤マジックで塗りました。

ちなみに色を塗らなくても線は見えますが塗ったほうがわかりやすいです。

あとはしっかり測り棒で比率や角度を測ればほぼ正確に描けると思います。

 

 

 

 

おそらく、立方体の形で難しいのは上の写真の赤丸、一番奥の角だと思います。

他の角の場合は縦、横、奥ゆきの3辺が見えますが赤丸の角は縦(垂直)が見えません。

ここを描くときに「線を垂直に降ろして見えない下の角や立方体の底の面をイメージして描きましょう」と書いてある教本を見た気がしますが、それが出来るならばその人は既に結構形が描けると思います。

 

ということで、上手く形がとれない方は1枚めの写真のようなモチーフを作って一度描いてみましょう。

透明なので陰影は描けませんが、まず形が描けるようになってから陰影を描くのは決して遅くはありません。

「物の形と陰影は別の要素」として考えて1つ1つ身につけていくとしっかりとした実感をもてると思います。

 

そして安心して下さい。

焦らずしっかり観察して描けば必ず立方体は自然に描けるようになります。