教室でデッサンの授業をするときのよくすることがあります。
それは、モチーフの写真を撮って加工することです。
上の写真には4枚のモチーフがモノクロで印刷されています。
左上は自然な状態、右上は少しコントラストを強くして自然に見える範囲でメリハリを出した状態です。
色が見えるといろいろと惑わされるのでモノクロにして自分のデッサンと比較します。
次に、左下はオフセット(暗い部分の明るさ)を調整して暗い部分が繋がって見えるようにしています。
これをすると陰影や形の変わり目(稜線)がどのような流れになっているかがイメージしやすくなります。
右下は逆に明るくしているのでハイトーンで描くときなどに参考になると思います。
私はフォトショップというソフトで加工をしていますが、フリーで使える加工ソフトも探すといろいろ見つかると思います。
加工や印刷が出来ない、面倒という方はスマホなどでモノクロ写真を撮るだけもかなり参考になります。
講師も予備校時代によくモノクロ写真を撮って比較をしていました。
デッサンに限らず明暗や立体感の出し方がいまいち分からない方にはオススメです。
↑コチラのデッサンは小学6年生の生徒さんが描いたデッサンです。
フィギュアは形のズレなどが難しいのですが根気よく描いてとても良い作品になったと思います。