
今回は2週間分の授業風景です。
上の写真は何の授業かといいますと本来は油絵(絵本原画)の授業なのですが、今回はパソコンの編集ソフトについてレクチャーをしました。
こちらの生徒さんは絵本を制作しているのですがパソコンにあまり詳しくないので私のわかる範囲で出来るだけ簡単で無料で使える編集ソフトをいろいろ試しながら進めていきました。
少し難しい話になりますがいろいろ試した結果、印刷を前提で写真と文字を配置する場合は「Photopia」と「Inkscape」というソフトを使うと良いんじゃないかなということになりました。
今回、「Photopia」は画像や写真編集に使いました。
ソフトをダウンロードしないでブラウザ上で使うもので、印刷用の解像度(DPI)を設定でき、日本語表記なのがいいところです。
問題としては日本語フォントがほとんどないので文字を入れる場合はちょっと使いづらいと思います。
あとブラウザ上で使用するのでオンラインが前提です。
「Inkscape」はAdobeのイラストレーターと同じ感覚で画像や文字を配置して印刷用データを作るのに使いました。
フリーソフトは細かい部分で融通がきかないことが後でいろいろと分かったり、その場でより良さそうなソフトを使ってみて即興でレクチャーをしたりと講師もなかなか珍しい体験が出来ました。
講師は普段フォトショップやイラストレーターなどを使っているので他のソフトと比較すると使いやすさを改めて感じました。
こちらは水彩の生徒さんです。
先週の授業で今まで描いていた植物を完成させて、今は新しく花を描いています。
写真だと分かりづらい(見え方として良く見える)のですが植物は少し描きすぎて黒んずんだ印象になりました。
「どこで止めるか(完成とするか)」を判断するのは実はなかなか難しいです。
まだ描けるからといって描きすぎると結果的に完成度が落ちてしまうこともあります。
ただ、それを判断するためにも何度も描きすぎたり、描かなすぎたりを繰り返して丁度いい終わりどころを自分で見つけるのがことがとても大切です。
こちらも水彩の生徒さんです。
1枚目の絵は最近の中だと特に魅力的に描けていると思います。
動きがある枝にとまっている鳥との「静と動」の感じがとても良いです。
今週も鳥の絵を描いています。
鳥の頭が大きくなりがちなので一度別の用紙に鉛筆で描いてみたり、比率を測るようにアドバイスしています。
あと、もう一人絵画全般の生徒さんがいたのですが時間ギリギリまで制作していた関係で撮影をし忘れてしまいました。