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輪郭線を描くときのワンポイント<絵画全般>

 

今回は輪郭線について書きたいと思います。

1つ目のポイントは初心者向けに、2つ目はもうちょっと難しめな話です。

共通するポイントとしては「観察をしていろいろ発見しましょう」ということになります。

輪郭線の話だけでなく物の形を上手く描けない場合、その人が思っている印象など想像したもので描いてしまうことが多々あります。 

ということで、観察の仕方のポイントを説明します。

 

 

<A>

<B>


 

上の画像に簡単にですが黄色で輪郭線を描いています。

<A>にバツ印があるようにこの輪郭線は良くない輪郭線です。

<B>具体的に良くない箇所に丸をつけました。

このパターンは形を取るのが苦手な初心者の方にありがちです。

 

 

 

さっきの画像の写真をなくした状態です。

線だけでみるとこんな感じです。

 

 

 

こちらは問題があった場所を形に沿って緑色の線で描いています。

 

 


 

 今度は先程の緑色の線と黄色の線を重ねてみました。

比較をすると緑色の線のほうが少しデコボコしていると思います。

実は、ここは形が重ねって出来ている輪郭線です。

なので、線は画滑らかではなく少しデコボコする訳です。

これをなんとなく印象でサッと描いてしまうと滑らか線(黄色い線)になり、形がぬるくなってしまいます。

これが1つ目のポイントの話です。

 「形が重ねって出来ている輪郭線」というのが少し分かりづらいと思うので2つ目の話でさらに説明します。

 

 

<C>

 

<D>

 


 

上の画像<C>を見てみましょう。

違う色同士が接している部分が「形が重ねって出来ている輪郭です」。

具体的には水色と緑色の線では水色は奥になります。

それに対して、緑色は中央部にある枝のでっぱりから来ている線なので手前になります。

さらに水色とピンクの線について見ると水色は奥、ピンクは手前になります。

繰り返しになりますが、ここをサッと滑らかに描いてしまうとマズイわけです。

 

このように「一つのモチーフの輪郭線の中にも前後の重なりや距離感が実はあります」。

このポイントを意識すると輪郭線の細かい差が描けると思います。

 

あと、これは全ての人や場合に良いか分からないのですが輪郭線画上手く描けない方は上の画像<D>のように

「モチーフの中の形の線(稜線=面が変化する線)」を一緒に描くという方法もあります。

ちなみに私は輪郭で物を描くのが苦手なタイプなのでモチーフの中の形の線と輪郭を重ねて描いて、徐々に正確な形を基本的にとっていきます。

また、モチーフの中の形の線を一緒に描くと中の形のバランスも見れるので形全体の流れやバランスも見ながら描くことが出来ます。

個人的には人間を含め動物や植物などを描くときに特にオススメします。

輪郭線を1回で決める必要はないのでいろいろ線を描いてその中から良い線を見つけましょう。